瀬谷校のブログ
2017/04/12
瀬谷区の皆さん、こんにちは。
ナビ個別指導学院瀬谷校です。
新学期になり、授業がスタートしていますね。
今日はその中でも国語に注目していきます。
新年度の国語と言えば、「詩」をやるところが多いですよね。
教科書の最初のほうの見開きに載っているイメージがあるかと思います。
さて、詩で大切なのは「表現技法」です。
ということで、今日は、国語の「表現技法」についてです。
表現技法には、主に以下のようなものがあります。
①対句
②倒置法
③比喩
④体言止め
そのほかにもありますが、まずは上の4つを押さえてほしいです。
簡単に1つずつ解説していきます。
①対句
これは「対」という言葉がポイントです。
「反対」・「対応」などがキーワードです。
反対の意味であったり、対応するワードが繰り返し出てくるような表現技法です。
平家物語「扇の的」で使われています。
②倒置法
文の中で、言葉の順序を入れ替え、ある言葉を強調する表現技法です。
例)これはおいしい梨だ。
→おいしい梨だ、これは。:「これは」を語尾に持ってくることで、「これ」がおいしい梨ということを強調しています。
ちなみに、私はずーっと倒置法で話し続けることができます。
③比喩
これが一番大切です!
比喩とは、何かを別のものにたとえて、伝える表現技法です。
比喩にも3種類あります。
・直喩:「~のような」(英語で言うとlike)を使ってたとえること。
例)海のように青い色
・隠喩:「~のような」を使わないでたとえること。
例)ガラスのハート
・擬人法:人ではないものを人にたとえること。
例)お日様が笑っている
④体言止め
文末が体言で終わる(止まる)ので、体言止めです。
詩や俳句・短歌等で使われることが多いです。
で、「体言」って何かと言うと、「名詞」のことです。
例)柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
これは有名な句ですね。
「法隆寺」という名詞で句が終わっているので、体言止めです。
表現技法をマスターすれば、テストの点数はもちろん、普段の日本語も豊かになりますよ。