瀬谷校のブログ
2017/04/22
瀬谷区の皆さん、こんにちは。
ナビ個別指導学院瀬谷校です。
明日4/23は「子ども読書の日」だそうです。
世界的にも、本にまつわる記念日にあたるそうです。
セルバンテス(ドン・キホーテの作者)やシェイクスピア(ハムレットの作者)の命日にあたることが由来だそうです。
さて、勉強においても、やはり読書は大切です。
昔から、「本を読む子は読解力がつく」とかいう話もありますもんね。
そういう子って、国語だけでなく、他の科目も成績がよかったりしますよね。
では、なぜ本を読むと読解力がつくのでしょう。
そして、なぜそれで成績に結びつくのでしょう。
まず、最初の疑問、「なぜ本を読むと読解力がつくのか」です。
その理由は、「正しい日本語に触れられるから」だと考えています。
普段日常会話で用いる日本語は、いわゆる「口語」です。
話し言葉ってやつですね。
一方、本や新聞に書かれている日本語は、「文語」です。
書き言葉のことです。
見ればわかりますが、「口語」と「文語」は、大きな違いがあります。
子どもはよく「漫画を読むのはだめなの?」と聞いてきます。
漫画は台詞が多い、つまり「口語」が多いです。
あと、普通の本でも、平気で「」のところだけ読んじゃう方もたまにいます。
「」の中は口語が多いです。
で、2つ目の「なぜ成績があがるか」です。
それはずばり、「問題が文語で作られているから」なんです。
国語の読解はもちろんのこと、数学の文章題、理科・社会の出題文は、当たり前ですが文語です。
結局、問われていることが読み取れずに、何を答えればいいかわからなくなる、ということになってしまいます。
そして、実は英語もそうなんです!
教科書の文などを「和訳」する問題がありますね。
その和訳をするとき、無意識のうちに「I=わたし」「you=あなた」と訳していませんか?
普段わたし・あなたと言うと、とてもかしこまってる印象になるかと思います。つまり硬い。
つまり、英語の勉強をしているときも、常に文語の日本語を通して学んでいるのです。
英語の授業でよくあることが、単語1つ1つの意味はわかっているのに、日本語の文に訳せないなんてことがあります。
これって結局、「文語の日本語」が組み立てられない、ということなのです。
文語は、いわゆる正しい日本語です。
程度の差はあれど、ほとんど崩れていません。
神奈川県の入試問題はもちろん、今後の「試験」となるものは、読解力を重視する傾向になるといわれています。
しかし、昨今あふれるメディア、特にテレビとインターネットは、口語が飛び交っています。
今一度、文語「書き言葉」に触れる機会を増やしてみてください。
と、言いつつ、このブログは口語です・・・