瀬谷校のブログ
2017/06/02
瀬谷区の皆さん、こんにちは。
ナビ個別指導学院瀬谷校です。
今日は開港記念日ということで、横浜市内の学校は休みのところが多いかと思います。
「かいこう」記念日ということで、学校ができた日と勘違いしている人もいるのではないでしょうか。
今回の社会のテスト範囲にも大きく関わってきますね。
1853年にペリーが浦賀に来航し、当時の江戸幕府に開国を迫りました。
翌年、日米和親条約を締結し、日本は開国しました。
その際に開いた港が「下田」と「函館」でした。
近現代史はここから始まります。
その後、1858年には日米修好通商条約を締結しました。
それにともない、1859年の今日、横浜と長崎の港が開かれました。
これが開港記念日の由来となっています。
この日米修好通商条約、抑えておくべきポイントがいくつかあります。
特に大事な2点を説明します。
①不平等条約である
条約の取り決めの中で、日本にとって不利な条件がありました。
・領事裁判権を認める
・関税自主権がない
領事裁判権とは、「どこの国の人が」罪を犯したかで、裁判をする国が決まるということです。
それを認めるということは、外国の人が日本で罪を犯しても、日本が裁くことができなくなります。
関税自主権とは、輸入品に対してかける税金を決める権利です。
国内の製品と価格差をなくすなどと言った効果があります。
これがないということは、国内産業が打撃を受ける可能性があります。
明治の外交は、この不平等条約の改正が一つのテーマになります。
②無勅許調印である
当時の政治は江戸幕府が担っていましたが、この日米修好通商条約については、時の大老井伊直弼が、天皇の許可なく条約を締結したことが問題となりました。
これにより、幕府と天皇の力関係のバランスが崩れ、尊王攘夷運動へと繋がっていきます。
以上の点は、テストだけでなく、入試まで大切になってくるので、しっかり覚えておいてくださいね。