八代松江通校のブログ
2023/07/23
昨年の高校1年生から高校の学習指導要領が新課程に変わりました。
昨年までに小・中学校の指導要領も新しいものに変わっており、
小・中学生に関しては全ての学年で新課程へと変わっています。
学習指導要領は、約10年ごとに時代の変化に合わせ、
先を見据えて改訂されてきました。
では、今回の高校生の改訂によって、
どんな変化があったかを紹介していきます。
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① 3つの力をバランス良く身に付けることを目的とする
これまでは「知識・技能」を重視しての指導だったものが、
「知識・技能」
「思考力・判断力・表現力」
「学びに向かう力・人間性等」
といった、3つの力を鍛えていくことで、
「生きる力」を身に付けていくことを目的としています。
② 必履修科目の変更、教科名・内容の変更
以前いくつか紹介させてもらいましたが、
今回は教科名と内容の変更がありました。
例えば、数学では「数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B、数Ⅲ、数学活用」が、
「数Ⅰ、数A、数Ⅱ、数B、数Ⅲ、数C」に変更となっています。
また、地歴科目にも大幅な変更がされています。
当然、学習内容が変わるので入試科目にも変化があります。
今までは違った選択になってくるので、
受験の際は志望校ごとにしっかり調べましょう。
③ 情報科目が必履修科目に
情報科目が情報Ⅰ・情報Ⅱとなり、情報Ⅰは必修となります。
内容としては、プログラミングの基本も学習するようになり、
共通テストの科目の1つにもなっていきます。
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このように、保護者の方の世代からすると、
想像もつかないくらい変化しています。
変化に対応していくためにも、分からないことは低学年のうちから
残さないようにすることが重要です。