勉強に対する取り組み方には様々な特徴があります。何も言わなくても自分から勉強に向かう人がいれば、どんなに周りに促されても中々取り組めない人もいます。また、疑問点があれば積極的に質問する人もいれば、分からないままでも黙って過ごしてしまう人もいます。
近年、指示されたことにはしっかりと取り組むものの、指示されていないことには積極的に取り組まない生徒が増えていると感じています。しかし、受験勉強は一筋縄ではいかない「高い壁」を乗り越えるための試練です。そのためには、自ら考え、問題を解決する力を養ってほしいと願っています。
受験勉強で最も重要な「復習」と「練習」
人間は一度覚えたことも、時間が経つと自然に忘れてしまう生き物です。そのため、学校で学んだことをすぐに確認し、復習する習慣を身につけることが必要です。特に重要なのは、「何度も反復すること」。一度や二度解いただけではしっかりと記憶に定着しません。たとえ一度できたとしても、時間が経つとその記憶は薄れてしまいます。
授業後の復習が学力を支える
授業中に全てを覚えることは非常に難しいです。だからこそ、授業で習ったことを自分の力で実践し、活用してみることが大切です。そのプロセスを通じて、自分が理解できている部分とそうでない部分が明確になります。また、授業内容が繋がってくることで、全体の理解がより深まります。
受験勉強は反復練習がカギ
受験勉強においても、今まで解いた問題を何度も解き直すことが重要です。よくある誤解として、「一度解いた問題だから、別の問題に取り組もう」と考えることがあります。しかし、正しい考え方は「一度解いた問題だからこそ、再度解けるか確認しよう!」です。過去に解いた問題を繰り返し解くことで、記憶が強化され、知識が確実なものになります。
繰り返しの力を信じて!
受験勉強のポイントは「反復練習」にあります。昨日解いた問題は、今日も解けるでしょうか?繰り返しの練習を積み重ねることで、問題を解くスピードや正確性が向上し、自信にも繋がります。たとえ同じ問題であっても、何度も取り組むことで理解が深まり、どんな問題にも対応できる基礎力が身につきます。
受験勉強は短期間で結果が出るものではありません。しかし、日々の復習と練習を通して、確実に力をつけていくことが可能です。諦めず、コツコツと積み上げていきましょう。
このように「復習」と「練習」を習慣にすることで、確実に学力を向上させ、受験という試練を乗り越える準備が整います。焦らず、根気強く、自分のペースで取り組んでください。