木津校のブログ

弘法筆を選ばず。

2016/11/12

「名人はどんな道具を使っても

立派な仕事をする。

道具より腕前が大事。」

 

といった意味のことわざです。

 

弘法大師(空海)は真言宗の開祖。

嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆の一人とされ、

高校の書道部では手本として

その書が使用されることがよくあります。

 

どんな筆を使っても見事な書を書いたといわれますが、

反対に筆や硯といった道具に深いこだわりがあったともいわれます。

 

ひとつの作品を仕上げるのに、

5本以上の筆を使い分けたものもあるとか...

 

性霊集という作品には、

「よい筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった。」

という内容の記述もあります。

 

このことから、

「弘法筆を選ぶ。」という全く反対の言い回しもあります。

 

もちろん、どんな筆でも立派な書を書けたのでしょうが、

やはり全力を出し切るためにも

良い道具、適した道具を使いたいということでしょうか。

 

 

「テレビ見ながらでも勉強できるもん。」

テレビ見ながらのほうが、本当に勉強はかどる?

 

「答えあってるんやから、字なんて丁寧でなくても...」

字が雑だから×って学校の先生に言われてもいい?

 

 

名人でも全力を尽くすんです!

できることは全力でやっておこう!!

 

 

 

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