木津校のブログ
2016/12/23
最近は、こんなことを言う生徒もいます。
「この通知表は捨ててもいいねん。
次の学期にはまた新しいのもらえるし。」
確かに、長期休み明けに
通知表を回収しない学校もでてきています。
通知表を保護者に見せない、
保護者の方も忙しくて確認できない。
その結果、長期休みに通知表を紛失してしまい、
学校のほうで回収ができない。
そのため、通知表は三者面談で保護者に確認してもらい、
終業式には回収をしなくてもいいように、写しを配布する。
次学期にはまた原本から写しを作成して配布する。
こういうシステムを作っている学校も増えてきています。
この場合、確かに捨ててしまっても、
学校側としてはダメージはありません。
ただ個人的には、
この生徒の言葉にとても不安を抱きます。
まず、通知表は先生が生徒に対して配布しているわけではありません。
保護者に対して配布されています。
ですので、処分することがあったとしても、
(次学期には同じものが届きますからね。)
それは保護者の判断でされるべきであって、
生徒自信が判断できるものではありません。
「お母さんも三者面談で通知表見てるしいいねん。」
三者面談で、確かに通知表は見られていると思います。
ただ、学校の先生とお話をされているときに、
先生の「所見」や「観点別評価」をしっかり見られるでしょうか。
お母さんが参加された場合、
お父さんにしっかり伝えられるでしょうか。
お子さんの成績に関心がないという方は
ほとんどおられないと思います。
ただ、子供の成績に関心がある事を
子ども自身にアピールできている家庭と
アピールが足りない家庭では、
成績や、成績UPに対する意欲が明らかに異なる、
といったデータもあります。
「通知表を見せてね。」
ときちんと伝えることは、
子供の意欲を引き出し、成績を上げるために
不可欠な行動です。
通知表の観点別評価からは、
「わが子が学校の生徒からどのように見られているのか」
といった事もわかります。
「もっと頑張れ。」
だけではなく、
「ここができるようになったら、もっとよくなるねー♪」
といったやる気を引き出すための話もしてあげられるんです。
通知表を、やる気をUPさせるためのツールとして
活用できるとできるといいですね。
ナビ木津校では、体験の前にも面談をさせていただいています。
是非、通知表を持ってきてくださいね。
通知表の活用法もお伝えします!
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