木津校のブログ

算数と数学の違いって?

2017/03/28

中学校に入ると

今まで「算数」だったのが「数学」と名前を変えます。

 

やっていることはそっくりですね。

「負の数」や「文字式」が出てくるので、

 

「算数の応用が数学」

 

なんて説明している方もいらっしゃるのでは?

 

 

 

指導要領によると、算数と数学の違いはその目的です。

 

大雑把に言うと算数の目的は

実生活に必要な知識、技能を身につける。」

という事です。

 

「A、B2つのプリンターがあります。

 Aのプリンターは1時間に90枚、

 Bのプリンターは12分で20枚印刷できます。

 A、Bどちらのプリンターが早く印刷できますか?」

 

こんな感じで日常生活と

リンクさせた問題が多いですね。

 

 

一方数学は、

「数学という学問を通して理論的な考え方を身につける。」

ことを目的としています。

 

「こんなん、何の役に立つん?」

って言いたくなるのも当然ですね。

「何の役に立つのか」を考えさせるのも目的のひとつなんです。

 

 

 、

具体的な例で言うと「あまり」です。

「あまり」は算数にはあるのですが、

数学にはありません。

 

例えば

「8÷3」「10÷4」「2あまり2」ですよね。

8本のジュースを3人で分けても、

10本のジュースを4人で分けても、

一人2本ずつもらえて、2本余ります。

 

でも数学的な考え方だと、

8÷3=2.6666666...

10÷4=2.5

 

答えが違いますよね。

 

実生活では「一人2.6666...本ずつね。」

なーんてあまり意味がありません。

「一人2本ずつね。」のほうが使いやすいんです。

 

 

中学校に入って数学が難しく感じるのは

今までの様なイメージ出来る問題が減るからなんです。

だからこそ、1年生の1学期の数学は本当に大切!!

 

この時期に数学の頭に切り替えておくといいですよ。

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