八幡校のブログ
2019/12/23
数学の授業をしていると、
苦手な生徒には共通の特徴があります。
・問題を最後まで読まない!
・ノートに答えだけ書きたがる!
・字が雑、もしくはとても小さい!
他にもいろいろありますが、
本当に数学の成績が伸びない生徒に
多く見られる行動です。
「なんで分からんか分かってる?」
「分からん!」
「ちゃんと読んでへんからや。」
「えー、ちゃんと読んでるけど...」
よくあるやり取りです。
目を通すだけではダメなんだよ...
問題を読み取るためのポイントをしっかり押さえましょう!!
・何を聞かれているのか確認する。
10時に学校をを出て...に到着した時間を答えよ。
⇒かかった時間(xの値)だけ書いてる人いますね!
辺AB=辺CDを証明しなさい。
⇒三角形が合同である事の証明は完璧。
なのに肝心の「辺AB=辺CD」を書いてない!!
理解しているだけではダメなんです!
きかれた事にきちんと答えないと!!
・キーワードに気をつけて文章の意図をつかむ。
A,B,C,D,Eの中から、班長、副班長を選びます。
(1)Aが班長、Bが副班長に選ばれる...
(2)A,Bの2人がいずれかに選ばれる...
この2つは樹形図の形が違います。
キーワードを意識しておかないと混乱の元ですよ。
・数学用語や記号を正しく理解しておく。
AD∥BC
⇒並行な直線を引くことで、同じ大きさの角や、
相似な図形ができるんです。
△ABC≡△DEFと△ABC=△DEF
⇒「≡」は形も大きさも全く同じ。
合同な三角形は対応する辺の長さ、角の大きさが等しい。
「=」は面積が同じ。
平行な直線や同じ長さの直線が隠されています。
実は数学って読解力が重要なんですよね!!
だから入試問題は数字より文字のほうが圧倒的に多いんです!!
数学が本当に苦手っていう人は、
問題をゆっくり音読してみてください。
他の人に「どんな問題か」を説明してみましょう。
「あ~。なるほど。」
って相手に伝わる問題はしっかり読み取れています。
自信をもってね♪
答えだけではなく、
解き方も書いたほうが良いのはそのためです!!
全く同じ問題はテストに出ないよ。
答えだけ書いていても後で役にたちません!
解き方をしっかり押さえることで
解ける問題が増えていきますよ。
せっかく解き方が合っていても、
字が小さかったり雑だったりすると、
・「0」と「6」を見間違えた!!
・樹形図書いたのに数え間違えた!!
・途中まであってたのに、式の途中で「-」見落とした!!
こんなもったいないミスは誰にでも起こりうることです。
これってうっかりミスじゃないからね。
起こるべくして起こった事故です。
心当たりはないですか?
早めに改めていこうね♪