名張校のブログ
2023/09/14
ナビには小学生の生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
この時期体験に来られる方のお話も伺ったうえで、
「この子全然問題文読まなくて、、」
「そもそも問題文の意味が分かっているのかも怪しくて、、」
こういった意見を数多く聞きます。
そうならないようにするために低学年からできることを本日は紹介していきます。
まずは語句や漢字に取り組む
「読む力」「書く力」を下支えするのが
語彙(ごい)力です。
まず国語が苦手な子は、
問題を解く以前に素材文を読む段階でつまずいています。
ですから、まずは言葉を知り、
文章を読み解く準備から始めねばなりません。
低学年なら、語句の知識や漢字のドリル演習から始めるとよいでしょう。
いつどれだけやるかをあらかじめ決めておくのがポイント。
文の書き方を学ぶ 文を書く経験が足りないようであれば、
「書く力」「作文力」とタイトルのついた、
文の書き方を学べる教材を使います。
書き込み式のもので、解答欄が小さすぎないものから用意しましょう。
子どもの書いた文を「よく書いたね」とほめながら、
「ここを直すともっとよくなるよ」と指導してあげてください。
読解問題をするなら難しめの教材を使う
2年生くらいまでは読解の問題演習はやらなくてもいいと考えます。
なぜなら、低学年向けの読解問題集の中には
易しすぎるものがあるので注意が必要だからです。
素材文をきちんと読まなくても答えがわかるような問題ならやらない方がよいでしょう。
読む力も解法も身につかず、
国語は「直感とフィーリングで解くものだ」という
誤った考え方が刷り込まれる心配まであります。
読解教材を選ぶ時チェックすべきこと
・素材文に漢字が適切に使われている
まだ習っていない漢字でも、
ひらがなに変えずにそのまま表記しているものを選んでください。
その方が読みやすいだけでなく、漢字の先取り学習になり、
語彙力アップにもつながります。
・選択肢問題のレベルが高い
不正解の選択肢の内容がひと目でまちがいだとわかってしまうものは避けてください。
「主観による消去法」が身についてしまい、
後々修正するのに苦労することになります。
素材文に戻って答えを探さないと解けない問題が並んでいるものを選んでください。
・問題の条件が明示されている
設問に「書きぬく」「文中の言葉を使う」というような条件が示されているものを選びましょう。
問題をよく読む習慣をつけるためです。
設問文をよく読まずに条件を見落とす、
答え方をまちがえるといった失敗を実に多く目にします。
時間はかかりますが、それだけの成果が得られる学習方法です。
低学年からできることといえど、
自宅で行うとなるとサポートには労力を要します。