松本北校のブログ
2021/07/22
小学校の問題に工夫して計算しましょうという問題が出てきます。
例えば
993+18=?993−18=?
993×18=?993÷18=?
など文字数が多く、繰り上がり繰り下がりが必要な計算を筆算を使わずに解きましょうという問題です。
まず、小学生が悩むのが『工夫』してってなに?です。
これは言葉を言い換えると『工夫』=『楽に』という事なんです。
つまり工夫して計算しましょうと言うのは、『どうやったら筆算を使わずに楽に計算できるか考えましょう!』と聞かれているのです。
ちょっと話が脱線しますが、ただ数字が書いてある計算問題と違って文章で問われている問題はこうやってわかりやすい言葉に変換することが大切ですつまり要約する力=国語力も大切になってきます。
話を算数に戻しますね。
では楽に計算するためにはどうすれば良いのでしょうか?
これは繰り上がりや繰り下がりを極力減らす形にすれば良いのです。
例を挙げると993×18を分配法則(元の数を分けて計算しても答えは同じになる)を使って(1000-7)×18=1000×18−7×18にしたり993×(20−2)=993×20−993×2
など数を分けて計算します。
楽に計算する為には繰り上がりや繰り下がりが無いと楽です。更に数字が少ないほど楽です。
例を出すと1000+100と96−8ではどちらが楽かというと前者の方が楽ですその違いは文字数の差です。
前者は1と言う数字しか出てきませんが後者は968と3文字違う数字が出てきます。つまり0を増やして文字数が少ない計算にするのがコツです。
あとは掛けられる数を0のついた数字にするのか掛ける数字を0についた数字にするのか組み合わせを考える、これが『工夫=楽に計算する』と言うことです。
あとは練習ですね。