松本南校のブログ
2023/12/13
平田駅・南松本駅. 双葉町 近隣にお住まいの皆様。
個別指導塾 オンライン授業・自習室完備
ナビ個別指導学院 松本南校で.ございます。
模試 一限
鉛筆の 音のみ
響きけり 雅)
模試も 終わり いよいよ
追い込みの時期・・・
さて 何を 気をつけるのか
シリーズで お送りしております
小説の 一部を 切り取った様な
心に浮かぶ よしなしごと
で お送りいたします。
教室長の木村でございます。
Yと教室長K村が 本番に向けての面談中である。
Yの成績は真ん中くらい、真面目な頑張り屋さんだ。
「・・・今 本番の 公立入試 真っ最中、イメージしてな、
Yさんは 数学をやっています。そこで 頭をよぎる
2つの考え、いいか 本番の時は考えたらいかんぞ
今 質問したくて 2つの 考えを言うんだからね
まず1つめ
『よし、一問でも多く解いて 皆より 差をつけなきゃ
とにかく 解きまくる たくさん解いた方がいい
全部やりきる』
二つめ
『もちろん 全問 最後まで 諦めないつもりでやる
・・けど 自信のあるとこ、解けたとこを 確実にやる
全部解けなくていい』 さあ どっち? Yさんなら
どっちの考えで臨む? 」
「えっ そりゃ 全部やりきらないとダメでしょ
1つ目でいきます」
「ん~ それが ちょっと 違うんだな」
「はぁ? どうしてですか」
「これには きちんとした根拠があるんだ・・・
まず 申し訳ないけど Yさんが受ける高校には
深志を受けるレベルの子は 来ない いたとしても
その子と勝負しなくていい
Yさんが受ける高校は ほぼ Yさんと
同じ内申点の子たちだよね、
つまり 同じような学力の子 と見ていい
ということは Yさんが 出来た
と思っている計算問題とか これ解けた という
問題は ほぼ みんなも 出来ている。
反対に ちょっと 解くのは難しい、という問題は
だいたい みんなも わかっていない・・・
ということは どこで差が出来るかというと・・」
「できたとこ のミスの数・・・かな?」
「おおっ すげっ 冴えてる! Yさん その通り。
同じ学力レベルだからこそ 出来たかどうか微妙な問題では
差が付きにくい むしろ 出来たところを確実に正解しているか
の方が 大切。
だから 出来たとこの ミスの差で合否が 決まる という訳。」
「なるほど そういうことなんですね・・・・」
Yの 顔が ほころんだ。
「今 ちょうど過去問を解いていると思うけど 間違えたとこが
分かって間違ったのか わからなかったのか 判断して
わかって間違ったとこ を再度 その原因をしっかりつかむ
原因が分からない時は 聞いてな その分析 大事・・・・
それから 2月に入ったら 新しい問題は解かず
夏休みから やってきた ナビスタNEXT の
間違ったとこ 全て チェック・・してあるよね」
「・・・・」 Yが 頷いた。
「よしゃ そこを 再度 やり直す これで
ミスは たいがい防げる」
「か・・・完璧・・・ですね」
Yの 満面の笑みが K村に 倍角で 迫った。
「いいね~、その表情・・・これが
今から 気を付けてやること と 本番の 心構えだよ
わかっ・・ 」
K村がそう言い終わらない うち ちょうど 18時半からの チャイムが鳴った。
「わかりましたぁ 私 頑張りまぁす」
そう 言い残すと いつもの席へ 駆けていった。