上尾校のブログ

◇「調査書」って?~高校受験は中1から始まっている!?◇

2022/11/12

上尾市のみなさん、こんにちは!

ナビ個別指導学院上尾校です。

ブログをご覧いただきありがとうございます

早いもので11月も半ばを迎えました。私立高校入試まであと約2か月、公立高校入試まであと約3ヶ月というところまできました。この時期北辰テストの結果を踏まえて志望校を絞り込んでいく受験生もいるかと思います。

中3生は高校入試に向けて忙しくなる時期です。

今回は中1生・中2生の皆さんに高校入試に向けて「調査書」についてお伝えしたいと思います。

1.公立高校入試で合否の判断材料として用いるもの

埼玉県の公立高校入試で合否の判断材料として以下の2点の資料を主に用います。

調査書

学力検査

なお、合否の判断材料として面接や実技検査を行う高校もありますが、全ての高校で行われるものではありません。

2.「調査書」とは

「調査書」とは中学校の先生が記入し、受験する高校に提出されるもので、高校受験において合否を判断するための重要な書類の一つです。

東京都などでは中学3年生の成績だけが記載されますが、埼玉県では中学1年生から中学3年生までの成績が記載されます。

「高校入試のための勉強は中3になってからがんばればよい・・・」と考えている中学生はいませんか?

実はそれでは遅いのです。

前述したように埼玉県では中学1年生の成績から調査書に記載されますので、中1から意識して学習に取り組まなくてはならないのです。

また、9教科の成績以外に部活動や委員会活動などの課外活動を含めた学校生活全般についても記載されます。

「部活の部長として部活のメンバーをまとめた」「○○委員会の委員長として委員会をリードした」「生徒会役員として学校生活における課題解決に取り組んだ」といったことなども調査書では評価されます。部活や委員会活動などにも積極的に取り組みましょう。

3.「調査書」と「通知表」の違い

「調査書」と「通知表」に似ていますが、学業成績の記載の仕方が異なります。「調査書」は中学校の成績や学校生活などを個人別にまとめたもので、中学校の先生が作成して受験する高校に提出されます。埼玉県では9教科の学業成績(学習の記録)が中学1年生から中学3年生まで学年ごとに記載されます。

一方の「通知表」は学業成績や学校生活などが学期ごとに記載されます。具体的には教科別の評価や観点別評価、担任の先生からの所見などが記載されます。

4.調査書に記載される「評定」とは

調査書には5段階評定×9教科=45点満点の数値が学習の記録の得点として記載されます。この教科ごとの学習の記録の得点は「評定」と呼ばれ、各学年の年度末である3月に受け取る通知表の成績がその学年の成績として調査書に書き込まれます。

ただし、受験学年である中学3年生については、学年末の成績では間に合わないため、3期制なら2学期期末テストまで、2期制なら後期中間テストまでで中学3年生の学習の記録がつけられます。

また、この学習の記録の得点は合否判断にそのまま使われるのではなく、各高校が定める倍率をかけて合否判断をするための得点に換算されます。

例えば、浦和高校や上尾高校は1年生:2年生:3年生の比率が113となっています。1年生・2年生の評定は1倍、3年生の評定は3倍して45×1+45×1+45×3=合計180点満点として換算されます。

先ほどもお伝えした通り、埼玉県では中学1年生から中学3年生までの各教科の評定が調査書に記載されますので注意しましょう。

5.「評定」の重要性

調査書に記載される項目の中で最も重要なものが「評定」です。

埼玉県のウェブサイトに掲載されている各高校の選抜基準から県内トップの浦和高校及び上尾周辺の高校を抜粋して「評定」の重要性を見ていきます。

Case1.浦和高校

学習の記録の得点(評定)...180点/調査書点...320

調査書点に占める評定点の割合は約56.3%です。

Case2.市立大宮北高校

学習の記録の得点(評定)...270点/調査書点...350

調査書点に占める評定点の割合は約77.1%です。

Case3.上尾高校

学習の記録の得点(評定)...180点/調査書点...320

調査書点に占める評定点の割合は約56.3%です。

Case4.上尾鷹の台高校

学習の記録の得点(評定)...225点/調査書点...400

調査書点に占める評定点の割合は約56.3%です。

Case5.上尾南高校

学習の記録の得点(評定)...225点/調査書点...340

調査書点に占める評定点の割合は約66.2%です。

このようにどの学校も調査書点に占める評定点の割合が55%を超えており、評定の重要性が伺えます。

各教科の評定を上げるためのポイント

この重要な各教科の「評定」は受験直前に追い込んでも急に上げられるものではありません。学年ごと、学期ごとの積み重ねが「評定」として落とし込まれるのです。

それではどのようにしたら上げられるでしょうか。3点ほどポイントを挙げます。

定期テストの点数を上げる

課題を期日までに提出する

真面目に授業に取り組む

以上3点を今から意識しましょう!

評定アップには定期試験の点数アップはもちろんですが、課題の提出や授業での態度など、日常の取り組みも大きく関係します。

まとめ

「調査書」についてご理解いただけたでしょうか?

ここまでの内容をまとめます。

● 埼玉県の公立高校入試では合否判断の材料として「調査書」「学力検査」の点数が主に用いられる

● 「調査書」とは中学校の先生が作成する3年間の成績をまとめた書類

● 「調査書」なかで特に重要なものが各教科の「評定」

● 「評定」を上げるためには定期テストの点数アップと日常の取り組みが重要

繰り返しになりますが「評定」を上げるために日常の取り組みが重要です。

まずは時期が近づいてきた2学期期末テストでしっかり結果を出せるように学習に取り組みましょう!

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