蒲生校のブログ

埼玉県公立高校入試、国語の作文の書き方

2022/10/11

『越谷市』・『草加市』の皆さん、こんにちは!
ナビ個別指導学院 蒲生校の大坂です。

蒲生校のブログをご覧頂き、有難うございます!

埼玉県公立高校入試の対策をご紹介します。今日は、国語です。中でも、特に「作文」についてのお話です。

埼玉県公立高校入試の国語の特徴の一つとして、毎年必ず「作文」が出題されるということが上げられます。

ただ、ちょっと考えてみて下さい。公平性・均一性が求められる入試の採点において、「作文」ってどうやって採点すると思いますか?

埼玉県立総合教育センターのホームページには、「採点の手引き」と呼ばれる採点の根拠を示す資料が掲載されています。

それによると、「作文」の配点は12点。採点の仕方は「減点法」だと書かれています。減点法というのは、手引きに示されている「評価の観点」に従って、いくつかの必要な条件が満たされていなければ、12点から順次引いていく採点方法です。

逆に言えば、上手な文章でなくても、条件さえ満たしていれば12点満点が取れるんです。これは、ある意味「オイシイ」問題ですよね。

ざっくり言うとこういうことです。

ここ数年、出題される作文のパターンは決まっています。具体的には、①「グラフや表などの資料が示され、自分が資料から読み取った内容と、体験を踏まえた自分の考えを2段落構成で書く」②「全部で11行以上13行以内で書く」です。

減点の基準も変わっていません。基本的な基準は、①資料から読み取ったことをもとに自分の考えが書かれていなければマイナス6点、②体験を踏まえて書かれていなければマイナス6点、③に段落構成で書かれていなければマイナス4点、の3つです。それ以外にも3つほど基準がありますが、基本的にこの①~③が満たされていれば大きく減点されません。

私が生徒に指導しているのは、書き出しと締めくくりの言葉をパターン化するということです。

1段落目は、「資料から」で書き始め、「~が分かる。」で締めくくる。2段落目は、「私は、」で書き始め、「~と考える。」で締める。あとは、行数を指定通りにして、基本的な原稿用紙の書き方の約束事を守るだけです。

それさえきっちり守れば、「作文」でかなりの点数を稼げるはずです。上手な文章を書こうとする必要はありません。減点法の特徴をしっかり頭に入れ、落ち着いて入試に臨みましょう。

*「採点の手引き」について詳しくは、埼玉県立総合教育センターのホームページをご覧ください。

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