10月16日に「埼玉県公立高校入試の改革案」が公表されました。
まだ(素案)とついていますが、公表をするということはよっぽどのことがなければそのまま実施されるということだと思います。
中身を見ていきましょう!!
まず実施は現在の小学校6年生の世代からになります。
最大のポイントは受検者全員に面接を課すとしている点です。
これまでは面接の実施は各学校の判断に任されていました。
またその面接試験にあたっては自己評価資料を提出してもらい、それに基づいて面接を実施するとしています。
「自己評価資料」の内容は中学校で取り組んだ活動などを記載するようですが、「自己評価資料そのものは評価しない」との文言がありますので、部活動で好成績を残したことよりも、活動にあたってどんなことを頑張ったのかを評価したいという意図のようです。
そして、学力試験のほかに「各学校が特色選抜を実施することができる」というのもポイントになります。
これはすべての学校で実施されるというものではありません。
学校によっては英語の配点を大きくしたり、あるいは学校独自の問題を実施したりすることができるということのようです。
おそらく現在実施されている学校選択問題はなくなって、「特色選抜」に組み込まれるものと思われます。
他県ではすでにこの特色選抜は実施されているところもあり、たとえば理科と社会を混ぜたようないわゆる科目横断型の問題も出題されています。
学校選択問題の実施が決まった際には前もって試行テストが公表されていましたが、こちらはどのようになるのか続報を待ちたいと思います。