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教室長の杉山です。

昨日、県の教育委員会から「県立高校の特色化に向けたアンケート」の実施が発信されました。

期間は令和5年12月19日（火）から令和6年1月26日（金）まで、対象は県内の小学5･6年生、中学生、高校生、そしてその保護者です。

高校の特色化に関するアンケートですので、質問内容は「高校でどのような勉強をしたいか」「どんな学校に魅力を感じるか」「高校生活で身につけたい能力」「高校選びのポイント」となっており、学年や生徒・保護者で文言が多少異なっています。

特色化って何？というのがそもそもなのですが、埼玉県は「魅力ある学校づくり課」という部署があり、そこが中心となって長年取り組みが続いており、ここ数年の公立高校の統廃合にも大きく関わっています。従来公立学校には普遍的な教育、つまりどの地域でも同様の質の教育を受けることが出来ることが求められてきました。ところが少子化および需要の多様化に対して画一的な教育はいかがなものかという意見が少なくなく、公立ではあるけど理数科に力を入れます！とか国際教育に力を入れます！といったことが各学校で許されるようになってきました。今後もアニメーション制作に携わることができます！というような特色のある公立学校の新設も予定されています。

ただここ数年工業高校や商業高校、芸術や外国語コースの募集状況はあまり良いものではありませんし、質問項目の中には男女別学の存続を意識させるようなものもありました。

このアンケート結果のみでそういった学校の統廃合が計画されることはないとは思いますが、ライフスタイルの多様化に対してサービスを提供する側がどこまで柔軟に対応することが出来るのかという点については私たちも考え続けなくてはならないことのように思います。

結果が公表されたらまた記事にしてみたいとも思います。

「県立高校の特色化に向けたアンケート」の実施について

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2219/miryokutyousa.html

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