新中3生の1学期は難しい

ナビ個別指導学院のブログをご覧いただきありがとうございます。

教室長の杉山です。

各学校の卒業式が今週いっぱいまでで概ね実施が完了しました。

卒業したみなさんおめでとうございます。

教室での様子を見ていると、先の進路への不安や、仲の良い友人との別れが主だっているようです。

出会いと別れはこれから何度でもやってきますが、是非とも出会いを楽しみにこの時期を迎えてほしいものです。

さて、中学2年生のみなさんはいよいよ受験生の年です。

といってもこの時期に焦っているのはまずは保護者で、時点で塾の先生。

当の本人は発破をかけられても暖簾に腕押しといった風でなかなかやきもきさせられるところです。

よく「受験のことは部活が終わってから」ということを伺います。

ただこの「受験のこと」というのは「進路の方向性を考えること」と「実際に受験勉強をすること」の2つに分けて考えられます。

「実際に受験勉強をすること」は時間的にも体力的にも、イベントが盛りだくさんの1学期に詰め込めるものではありません。ですからたしかに部活が終わってから本格的に取り組むことになるでしょう。

しかし「進路の方向性を考えること」をそこまで先延ばしにすると何が起こるか。

実際に受験勉強をし始めなくてはいけない時期に目標が定まっていないのでどのくらい勉強すればいいのか分からずになんとなく手を付ける、状況に陥ります。

モチベーションがない状態での勉強は周囲のアドバイスも空回りする傾向が強いです。

「進路の方向性を考えること」についてはいったん学力を棚上げにしてもらって、「通学時間にはどのぐらいかけられるか」「通学手段は何が望ましいのか」「普通科なのか専門学科なのか」「部活への参加度は？」などの実際に高校生活を送るにあたっての具体的なシミュレーションをしてみてください。

「実際に受験勉強をすること」が始まるまでに「進路の方向性を考えること」が仮にでも固まっていさえすれば、より有効性の高い手助けを得られる可能性が高くなります。

ここから6月末ぐらいまでの期間、最初の人生の岐路について一生懸命考えて動いてみてください。

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