新しい検定教科書とデジタル教材について

ナビ個別指導学院のブログをご覧いただきありがとうございます。

教室長の杉山です。

3月22日、2026年度から使用される中学校の教科書の検定作業が終了したという報道がありました。

大谷翔平さんに関して取り上げた教科書もあるようで悪い意味で注目されていましたが、今回はより進んでいく教材のデジタル化についてです。

現在各教科書会社のHPで、上述の中学生のものではなくて2025年度、つまり次の4月から使用される小学校の教材のサンプルが公開されています。

その中で注目したいのは「学習者用デジタル教科書」です。

学校の教科書は今のところは紙の書籍であるのが当たり前ですが、ここ数年の教科書はフルカラーで紙の質も良く、本の形も（どういう意図があるのか）様々で、自分が使っていた無味乾燥な教科書とは一線を画しています。

ただその反面、数冊まとめて持ってみるとずっしりと重みを感じます。

小学校の教科書は上下巻に分冊するなどの工夫は見られますが、これを登下校に携えるのかと思うと・・・。

上述のデジタル教科書は、自分が持っているパソコンやタブレット端末に入れるアプリケーションを経由して、すべての教科の教科書をデジタル化して閲覧できるというものです。

動画コンテンツへのアクセスや、直感的な操作、フォントの大きさや種類の変更、背景を黒く文字を白くするなど配色まで変えることができるようです。

教科書の重さから解放されるだけでもメリットに感じますし、今は原則としてすべての児童、生徒がネットワーク環境にアクセスできる端末を持っていることになっていますので導入はそう難しくないように思います。

教科書会社を複数に横断するような採択をしにくくなるデメリットはありそうですが、こういったデジタルトランスフォーメーションは今後も進んでいくように思います。

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