川越中央校のブログ
2024/08/23
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教室長の杉山です。
昨日、埼玉県教育委員会は県男女共同参画苦情処理委員の勧告に対する報告として「男女共同参画社会の中において、高校の3年間を男女が互いに協力して学校生活を送ることには意義があり、県教育委員会は、主体的に共学化を推進していく」という報告書をまとめたことが報じられました。
昨年の8月以降から議論されていた問題にひとつ大きな区切りができた格好です。
そもそもの始まりは苦情処理委員に対し、2022年4月に県民から「県立の男子高校に、女子の入学は認められるべき」との申し出があったことでした。
埼玉県の男女別学校は以下の通り。
男子校:浦和・春日部・川越・熊谷・松山
女子校:浦和第一女子・春日部女子・川越女子・久喜・熊谷女子・鴻巣女子・松山女子
目下のところ県内の高校は統廃合を進めている最中で、第1期で「飯能と飯能南」、「児玉と児玉白楊」。 第2期で「和光国際と和光」、「岩槻と岩槻北陵」、「秩父と皆野」、「越生と鳩山」、「八潮南と八潮」、「大宮工業と浦和工業」が統合されて8校が減少しています。これは令和4年10月に発表された「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」の一環で、これから第3期に着手していく予定となっています。当初の予定では3期合計で10校から13校程度の統廃合を見込んでいたはずです。
では上述の共学化がこの中で行われるのかというとおそらくそういうことにはならないと予想します。
もちろん今後の高校入学者の状況を見ながらにはなりますが、統廃合する高校の目星はもっと以前の段階でついているはずで、第3期の対象校は「まだ公表していない」ということだと思います。
上記の統廃合計画は令和11年完了の予定となっていますから、共学化の話はそれ以降ということになるのではないでしょうか。
全国を見ると公立か私立かを問わず別学校が共学校化していく流れは止まらないと思います。
かくいう私も男子校の出身ですが、私の卒業ご間もなく母校は共学になりました。
すぐに大きな動きがあることはちょっと考えにくいところではありますが、いずれにしてもまだまだ経過を見続けていかなくてはいけないということでしょう。