鶴ヶ島校のブログ
2022/11/01
ナビ個別指導学院のブログをご覧いただきありがとうございます。
教室長の杉山です。
昨日、現在の中学3年生の進路希望に関する調査結果が公表されました。
9月末ぐらいまでに中学校に提出してたはずのものですね。
例年はもうちょっと早かったような・・・?
埼玉県西部地区の動きを見ていきます。
まず目を引くのは川越西高校(1.21倍)でしょうか。
ただしこれは昨年が40人増で0.99倍だった反動であり、一昨年の同じ人数募集のときには1.34倍だったので想定内の数字です。
募集人数が減ると倍率が上がるというのは志木高校でも同じことが起こっています。
今年度40人減で1.35倍。40人増えていた昨年同月比は0.93倍でしたが、一昨年同月比は1.21倍でしたのでやはりこんなものかなと。
飯能南高校との合併で新校となった飯能高校は0.81倍。
昨年の飯能高校の募集人数からは40人しか増えていない中で2校分の応募が来ると思いきやの倍率。進学校を目指します宣言が枷になっているのかもしれません。
ふじみ野高校は昨年倍率1.21倍に対して今年度倍率が0.92倍。一昨年同月比は1.01倍だったので12月調査で大きく数字が動きそう。
松山高校と松山女子高校はともに1.0倍を切る数字。昨年度はともに1.0倍を超えてはいましたが、一昨年並みの数字に戻ってしまいました。
最終的な倍率もあまり大きく変動しない学校なので1.0倍を超えるかな?ぐらいで推移しそうです。
西部地区の普通科高校で人気があるのはいつもの面子。
市立川越高校普通科:2.95倍(昨年3.95倍)
川越南高校:2.12倍(昨年2.32倍)
所沢高校:1.84倍(昨年1.65倍)
所沢北高校普通科:1.73倍(1.99倍)
和光国際普通科:1.66倍(昨年1.67倍)
専門学科については基本的に女子の人気を獲得できるかにかかっている感じ。
川越工業のデザイン科や建築科、川越総合、新座総合技術の食物調理あたりは顕著。
反面、商業高校は瀕死に近い状況。狭山経済、所座商業の特に会計科は募集人数を減らしてもなおこの数値は厳しい。市立川越ですら国際経済科で0.73倍。
これらの学科で具体的に何をやっていてその先にどうつながるかのアピールが足りてないのかもしれません。
今回の調査で個人的に気になったのは、全日制公立高校志望者の人数が大きく減って、私立高校と通信制高校志望者が大きく増えたこと。
私立高校単願の志望者が増加傾向なのは父母負担軽減事業広がりと比例していると思うが、通信制高校の志望者が増えたのはコロナ禍で思うように中学校に通えなかった生徒の人数が多かったものと予想されます。
次回の進路調査は12月2週目までに各中学校で調査が入って、1月半ばぐらいに公表されます。
10月倍率よりはさらに現実味のある数字になってきますので、今回の調査で提出した志望校をネガティブな理由で変えることのないように頑張っていきましょう。
令和5年3月中学校等卒業予定者の進路希望状況調査