鶴ヶ島校のブログ

令和5年度 進路希望調査 12月版 専門学科

2023/02/01

ナビ個別指導学院鶴ヶ島校のブログをご覧いただきありがとうございます。
教室長の杉山です。

ちょっと間が空いてしまいました。
西部地区の専門学科の状況を見ていきます。

工業科
川越工業のデザイン科と建築科はやはり高倍率で、最終的にも1.2を超えるぐらいで着地するでしょう。
ただ川越工業の他の学科と狭山工業の各学科は高めに振れても1.1までと予想。
特に川越工業の電気科はここ数年ではかなり低い倍率となっています。
工業高校については設備維持の観点から統廃合の俎上に乗せられる可能性が高く、狭山工業はこのままだと存続が危ういかもしれません。

商業科
情報処理系列はどこも1.0前後。
近年の「情報」への意識がそのまま反映されていると言えそうです。
ただその中で意外なのが市立川越の2学科の低倍率。ここを中心に総合学科まで含めた変動がありそうです。

外国語学科
坂戸と和光国際で明暗が分かれています。
昨年は坂戸はなんとか1.05を確保しましたが今年度は厳しいかもしれません。
和光国際についても一昨年並みの倍率で推移しそうで最終的には1.2前後での着地予想。
和光国際はその成り立ちからして外国語学科は柱となりますが、坂戸も含めてそれ以外の県立高校で敢えて外国語にフィーチャーした学科を存続させ続ける意義は再考の余地があると思います。
英語が得意でそれを活かしていきたいという生徒は私立を念頭に置きますし、西部地区に関しては筑波大学付属坂戸高校という外国とのアクセスを売りにした国立高校も設置されています。
数年前に不動岡高校で外国語学科が募集停止された流れはよっぽどのことがない限り止められないかもしれません。

理数科
松山は他の理数科を設置している高校と比較すると倍率は低くはなりますが、それでも安定して1.0を超える倍率となっています。
例年2月の出願時の倍率が12月の倍率に0.4~0.6ポイント上乗せされてきますのでそれなりの覚悟をもって臨みましょう。
地理的に東京電機大学や東洋大学理工学部など理系学部を設置している大学へのアクセスの容易さを考えると当面は安定した需要が見込めそうです。

総合学科
川越総合と滑川総合は方向性が違うのでなんとも言えないのですが「専門学科ほど極端に振り切る気持ちはないが普通科ではできないようなことをちょっとだけやってみたい」層に訴求できていると言えます。
川越総合は競合になる川越西の倍率を鑑みると今回の1.16が底、滑川総合は1.0を若干超えて10人前後の不合格者が出る着地になりそう。
県立高校の特色化方針を受けて普通科を設置している高校でも独自色を打ち出せるようになっていく流れは総合学科にとっては逆風と言えます。
設備など普通科が一朝一夕には準備できないであろう特徴を先鋭化できるかは鍵になりそうですが、そうなると商業科や農業科との差別化が難しくなるのが痛し痒しでしょう。

芸術科、というか芸術総合についてはあまり書くことがないので割愛します。

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