鶴ヶ島校のブログ
2023/08/09
鶴ヶ島市・川越市・坂戸市の皆さま、いつもお世話になっております。
ナビ個別鶴ヶ島校の鈴木です。
夏休みも中盤、宿題は順調に進んでいますか?
最近驚いたことの一つに、「学校によっては夏休みに感想文系の宿題がない!」というものがあります。
選択課題の一つとして作文があるそうで、絶対各学年一つは作文の宿題があった前任の教室との違いに震えました。
今日はタイトルにある通り、「感想文・課題作文書き方講座その1」をお送りします。
中3受験生であれば北辰には課題作文が必ず出ます。
小学生、中1・中2の皆さんも作文系の宿題がある人は参考にしてみてください。
まず感想文・課題作文を楽に書くために大事なことは「設計図を作ってから書き始めているか」です。
よく作文に苦戦する生徒に「書く前に設計図は作ってる?」と聞くと、
「下書きはちゃんと書いてます!」と答えてくれます。
作文を書くうえで下書きは大事ですが、実は下書きと設計図は別物です。
では、どんなものが設計図になるか、読書感想文を書くためのポイントとしてまとめてみます。
【設計図の4ポイント】
①本の内容を書き出す
◎タイトル ◎作者 ◎あらすじ
②印象に残ったシーンを書き出す
◎本の中で一番印象に残ったところはどこ?
◎おもしろい、すごいと思ったところはどこ?
◎誰が、何をして、どうなった?
③感想・想い
◎なぜそのシーンを面白いと思ったの?
◎もし主人公と同じ経験をしたら自分ならどうする?
④今後どう活かすか
◎この本を読んで気づいたこと、分かったことはある?
◎この本を読んで得たこと、気づいたことをどう活かしていきたい?
この4つを箇条書きで書き出したものが設計図になります。
保護者の方はお気づきかもしれませんが、この4つが、上から順に「起承転結」になります。
あとは書き出したものをつなぎ言葉でつなげたり、話を盛ったりして文量を増やしていきます。
設計図があれば、下書きをしながら何度もなんども書いては消して...ということをなくすことができるので、
ぜひ設計図を作った上で下書きを書いてみてください!
今日は読書感想文の書き方をお伝えしました。
次回はこの書き方を他の感想文の書き方や課題作文の書き方に応用するとどうなるか、
どうやって話を盛っていくかということをお伝えできればと思います。