南葛西校のブログ

都立高校の入試制度について

2024/09/12

江戸川区 葛西地区にお住まいの皆様

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ナビ個別指導学院南葛西校です。

今回は、都立高校の入試制度についてお伝えいたします。


①推薦入試について

東京都立高校の推薦入試には「一般推薦」、「文化・スポーツ等特別推薦」があります。

出願をするためには、中学校の校長先生からの推薦が必要です。

選抜方法は、入試当日の面接や検査を各校が定めたルールで点数化したものと、調査書点の合計点で合否を決定します。


〇個人面接

出願時に提出した自己PRカードを使用して、受験生一人につき10分程度の個人面接を行います。

面接官の教員は2名以上で、志望理由や中学校での部活動や力を入れていた取り組み、高校入学後に頑張りたいこと、将来の展望といった基本ともいえる質問の他、「入試を受けた高校にどれだけ興味・関心があるか」を確認する質問がされます。


〇作文・小論文・実技検査・各校指定の検査

作文または小論文、実技検査、各校が指定する検査の中から、1つ以上の検査を実施します。

普通科の場合は、作文・小論文が選択されることが多く、専門学科では実技検査または各校が指定する検査を実施する傾向があります。


②一般入試の内容と選抜方法

東京都立高校の一般入試では、国語・数学・理科・社会・英語の5教科の学力検査と面接を実施。

ただし、定時制課程の一般入試は5教科のうち3教科以上の実施となっております。

また、全日制課程であっても、芸術家・体育科の一般入試では、国・数・英の3教科+実技検査を実施します。

試験時間は各教科50分です。英語試験の最初の10分間はリスニングを行います。

試験問題はほとんどの高校で都立高校共通問題(マークシート方式)を採用しておりますが、英・国・数においては、自校作成問題やグループ作成問題を出題する高校があります。

自校作成問題やグループ作成問題は、マークシート方式ではなく、難易度も高めになっております。

受験する志望校が自校作成問題・グループ作成問題を出題する場合は、事前対策が必須となります。


〇一般入試の評価比率は、学力検査7:調査書3

一般入試は、入試当日の学力検査の得点(700点満点)と、調査書点(300点満点)そして、3年目になるESTA-J(20点満点)の合計点1,020点満点によって合否が決まります。

学力検査と調査書点の比率は7:3です。(全日制課程の芸術家・体育科、一部の定時制課程の比率は6:4)

学力検査の他に、作文や小論文、実技検査を実施した場合は、高校ごとに定めた基準によって点数化し、総合成績に加算されます。

また、学力検査を行う5教科について、外国語・国際化、科学技術科、ビジネスコミュニケーション科などでは、特定の教科に傾斜配点(1.5~2倍)をすることもあります。

例えば、都立深川高校の外国語コースでは英語が2倍、多摩科学技術高校では数学・理科が1.5倍の傾斜配点が行われています。


改めて入試制度を確認し、しっかりとイメージを持って準備をしましょう!

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