大泉学園校のブログ
2022/12/02
今回は、中学生の英語勉強方法について第2弾をご紹介します。
前回と同じく成績アップにもつながっている事例なので、是非、参考にしてみてください!!
前回、単語・熟語の大切さ、混乱しがちな単語、そして暗記方法についてご案内しました。
単語・熟語は、いわば英語を勉強する上での前提条件です。それはそれとして覚えて行きましょう。
しかし、単語・熟語だけでは英語の成績は上がりません。
単語・熟語の集合体である文章を意味を理解し、自分で書く力を身につける必要があります。
そのために欠くことができないのが文法知識。
文法抜きで英語の成績を上げることは不可能です。
例えば、進行形なら「be動詞+一般動詞ing」とか、受け身の文章なら
「be動詞+過去分詞」といった基本的な単語の並べ方を覚えなければなりません。
しかし、英語が苦手な中学生にとっては「be動詞」とか「過去分詞」といった文法用語がピンと来なかったり、
専門用語が出てきただけで拒否反応を示したり、といったことは珍しくありません。
たしかに、「be動詞+一般動詞ing」や「be動詞+過去分詞」のような無味乾燥な表現は面白くないでしょうし、抽象的で頭にも残りにくいものです。
そこで、文法を身につけるときに有効なのが「教科書の音読」です。
中学の教科書に出てくる文章はそれほど長くないので、繰り返し声に出して読んでいるうちにいつのまにか覚えてしまいます。
試しに、1ページを毎日5回ずつ1週間続けてみて下さい。
完璧に暗記できなくとも、少なくても語の並びは頭に残ります。
そうやって「be動詞+一般動詞ing」や「be動詞+過去分詞」を使った具体的な文章をすこしずつ蓄積していけば、
感覚的に「この単語の並びは正しい、おかしい」ということが判断できるようになります。
「be動詞+過去分詞」のような抽象的表現と、教科書に出てくる文章の具体的表現が相互に補完し合って、一つ一つの文法が身についていきます。
また、「always や often などの頻度を表す副詞は、他の副詞と異なり動詞の前につける」という文法的な約束事があります。
これだけ読んで頻度を表す副詞を正しく使える中学生がどれだけいるでしょうか?
しかし、I always get up at seven.(わたしはいつも7時に起きる)という短い文章を暗記してしまだけで、
I get up always at seven.という誤った文章に違和感を覚えるようになります。
さらに、「always(いつも)がget(動詞)のまえなら、often(しばしば)、sometimes(ときどき)も同じくgetの前だ!」と気づくはずです。
I always get up at seven.という短い文章を暗記することで、「頻度を表す副詞は動詞の前につける」という抽象的な表現の暗記を補完できるのです。
さて、このように英語の文法を身につける上で有効な音読ですが、音読をするときに是非活用していただきたい物があります。
教科書に印刷されている「二次元コード」です!2021年に改訂された教科書から導入されました。
それをスマホで読み取ると、ネイティブが読み上げた文章の音声を聞く事ができます。
それを一文ずつ続いて声に出して読んでみましょう!
1日10分で構いません。毎日続ければ教科書の短文を覚えるだけでなく、リスニング力まで身につきます。
さらに、単語・熟語なども覚えてしまいますから、まさに一石四鳥です。
かつて、私は中学生にCD付の「教科書ガイド」を使って音読することをお勧めしていました。
しかし、今は教科書で同じことができます。折角の「二次元コード」ですから、英語が苦手、という方にはとにかくそれを使って音読することをお勧めします。
ナビ大泉学園校の生徒の皆さん!今後も切磋琢磨して一緒に頑張りましょう!!
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