有田校のブログ

勉強のモチベーションを継続させるには?

2020/11/17

基本的に勉強は「嫌なこと」です。
そして、嫌なことをするにはものすごいエネルギーが必要です。

モチベーション継続に関して、
この大前提を理解しているか否かで大きく変わります。

理想は「嫌なことから逃げずに頑張る!」という心構えがあることです。
しかし、頭では理解していても、出来ないことも多いですよね。
実際は大人であっても、強固な意志がなければラクな方に流されます。

それを避けるためによく言われるのは、
「夢や目標を決めて、それに向かおう!」です。
ただ、残念ながら夢や目標に向かって努力できるのは、一握りの人です。

それはなぜか?
「大多数の生徒は夢や目標が特にない」「自分で意思決定していない」
というのが実情だからです。
このような状態で理想を語ってもモチベーションには繋がりません

それでは、モチベーションを継続させるにはどうするか?

各々がテンションが上がる内容と勉強を結び付けることです。
これは某クイズ番組で有名な大学生たちの記事にも書いていました

例えば...
・好きな音楽を聴きながら勉強する。
・友達と通話しながら勉強する。

親御さん世代からすると「え!?」と思いますよね?
「集中できないから勉強効率がさがる」とも考えるかと。
静かな環境で黙々と勉強だけに集中するのが当たり前でしたから。

それが悪いとは言いません。
ただ、今の子どもたちは求められる能力が昔と違います。
昔は「どれだけのことを覚えた(インプットした)か」を試されました。
だから黙々と集中して繰り返しの暗記で何とかなりました。

今、求められる能力は変わり、
「インプットした内容を問題によって取捨選択をし、
 応用した内容をいかにアウトプットできるか」

となっているのです。

思考力が試されるので求められる能力も高くなり、
難しく感じるので余計にテンションが下がっていくのです。
だからこそ画一的な方法ではなく、
まずはテンションが上がった状態で取り組む環境が大事になります

今は大人となった皆さんもこんな経験はなかったですか?
・勉強をしようと思っていたのに、勉強しろ!と言われやる気をなくした。
・頑張って勉強をしたのに結果が出ず、親にやってない!と決めつけられた。

当時、子どもだった私は上記の内容で完全にやる気をなくしていました。
いつの時代も、子どもは不条理に感じるとへそを曲げます。

傍目に見るとやる気がなさそうに感じても、危機感を持っていたりもします。
モチベーションを上げる行動は許容し、モチベーションを下げる言動を我慢して、
子どもの伸びやかな環境を整えさせてみてくださいね。

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