勉強から何を学ぶ？？

橋本市・九度山・かつらぎ町のみなさん　こんにちは！

ナビ個別指導学院 橋本校です。



「先生、私、美容系に進むって前に言ったやん？
　だから今やってる勉強とか出来んくてもいいんちゃうん？」
「昔から美容系に憧れてるって言ってたやつ？
　ずっと思い続けて本当にすごいよね！」
「美容関係なら頑張れる自信あるで！」
「それはとてもいいことやし頑張ってほしいけど、
　だから最近、勉強に身が入ってないんやねぇ？」
「うん、どうもやる気にならんのよ。だって必要ないやん？」
「必要かどうかだけで言えば、直接関係ないかもしれんねぇ」
「やっぱりそうやんな！じゃ、勉強せんでもよくない？」
「それは早計かなぁ」
「早計？？」
「うん、早まった考えって意味ね」
「おかしいってこと？」
「おかしくはないよ。さっきも言ったけど、直接関係ないのは事実なんよ」
「うん」
「じゃあ、例えば美容師さんが使うハサミあるやん？
　切れ味悪くなったらお客さんは困るやろ？」
「うん、そりゃそうや」
「じゃあ、美容師さんはハサミの切れ味をよくしないといけない。
　毎日専用の布でふいたり、滑りをよくするために油をさしたり、
　場合によってはハサミ研ぎの人に頼むこともあるらしいよ」
「うん、知ってる」
「じゃあ、カットしている最中に切れ味が悪くなったらどうする？」
「ハサミを交換する」
「うん、それでいいと思う。勉強も実はそれと同じなんやで？」
「え？意味わからん」
「今の例えだと、まず、切れ味が悪くなったことに気付く必要がある」
「うん」
「これがいわゆる課題（問題）発見能力」
「う、うん」
「つぎにその課題（問題）を解決する能力。
　ハサミを交換するってやつね」
「うん」
「最後にそれを実行する能力」
「そんなことまで考えてやってないんちゃう？」
「たしかにそういうことを考えなくていいように、
　普段は準備してるから大丈夫かもしれん。
　でも実際はトラブルとかで考えざるを得ない状況に陥ることもあるんよ」
「ふーん」
「ピンときてないね。じゃあ、交換するハサミがなかったらどうする？」
「え、別の人に借りる？」
「別の人も使ってて貸してくれなかったら？」
「え、えっと...」
「意地悪な質問ではあるけど、働いているとね
　実際はそうした問題が起こらない方が少ないよ」
「そんなんならんようにせんと。。」
「そうそれ！」
「？？？」
「予想外のことが起こるかもしれないと考え、
　それに備えるいう危機管理能力ね」
「聞いたことある！前もって考えておけってやつやろ？」
「そうそう！いいね！
　さて、今出てきた４つの能力に共通して必要な力って何かわかる？」
「え、４つ？えーっと、問題発見能力と問題解決能力と
　それを実行する能力と危機管理能力やんな？」
「お！全部いえた！」
「えー、わからん！笑」
「諦めるの早すぎ笑　答えは考える力ね」
「あー、そんな簡単なこと？」
「侮ることなかれ！考える力がないとこの先の人生で苦労が増えるよ」
「侮ることなかれって笑　先生、何時代の人？
　でも苦労が増えるのは嫌やぁ」
「多分、縄文時代笑　じゃなくて、
　勉強は4つの能力や、そのもとになる考える力を鍛えてるわけ」
「勉強が？」
「うん。例えば数学の難しい問題を解くにあたって、解けない理由（問題点）はなにか？
　それを解決するにはどうすればいいか？思いついた解決策を実行できるか？
　最後に繰り返し練習で不測の事態に備えられるか？」
「なるほど～」
「ナビでは問題点と解決策を教えてるけど、
　繰り返し練習は宿題や学校や自主勉になるやろ？」
「うん」
「それと丸暗記するのではなく、どうしてそうなるのかという
　『理屈を理解してから繰り返す』ことで問題の傾向が変わっても対応できるようになる」
「たしかに」
「これが不測の事態（問題傾向変更）に備える危機管理能力ってわけ」
「分かった気がする～」
「てことで、これからの人生の教訓にもなるけど
　どんなことでも、そこから何を学ぶのか？って常に考えて
　それを自分の知識や経験として進んでいってほしいよ」
「要は勉強で考えることが大事ってことなんやろ？」
「うまくまとめられてしもたな笑　そういうこと～」
「ところで先生、結構な時間経ってるけど大丈夫？」
「うわ、こんな時間やん...」
「やらかしたね笑」
「ちゃうねん、やる気のないまま勉強しても意味ないからやで？」
「はいはい笑　危機管理能力」
「ぐうの音もでないとはこういう事か...」
「凹んでやんと授業授業！」
「あ、はい」



後半は醜態をさらした気もしますが、気を取り直して。


子どもは目の前の問題の必要性を考えてしまう時期があります。
そのときにテキトウにあしらってしまうと成長は見込めません。



今習っている内容がその子の将来に直結しないのであれば、
なんのために勉強をして、そこからどう学ぶかを導く必要があります。


同じ経験をしても、伸びる子と伸び悩む子がいますよね。
その差が開く要因の多くは思考力です。


国を挙げて思考力を問う流れができましたね。
とくに保護者の方々は価値観を変えるのは難しいとは思いますが、
昔の詰込み型の勉強ではなく、お子さんの理解度を深めた勉強を目指してください。



ナビの授業は思考する機会を設ける授業です。
ぜひ、無料体験でお試しください。

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