橋本校のブログ
2022/10/14
現在、ナビで冬期面談を実施させていただいています。
そこでは、勉強の進捗状況、今後の勉強の仕方、
冬休みの過ごし方などをお伝えしています。
その中でも、特に小学生の保護者の皆様から
「うちの子は国語の文章読解が苦手で・・・」
というお話をよく聞きます。
同じようなお悩みを抱えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、国語力を養うためのアドバイスをしたいと思います。
国語が苦手といっても、その要因は様々だと思います。
「本文をしっかり読めていない」
「問題文の意味がわからない」
「どの部分に着目したらよいのかわからない」
など色々とありますよね。
ただ、それらは国語を苦手とする要因の一つに過ぎません。
最も大きな要因は、「言葉がわからない」というところにあると思います。
言葉の知識やその使い方、すなわち「語彙力」が不足しているため、
上記のような状態になるケースが多いです。
日本語には同じ意味を指す言葉でも様々な表現があります。
例えば、同じ寂しさを表す表現でも
「虚しい」「孤独に感じる」「喪失感が生じる」
などの言葉があります。
それぞれの言葉を習うタイミングはバラバラですが、
文章によって使い分けられた表現を瞬時にイメージできないといけません。
しかし、これらの表現には普段あまり使わないものがあり、
使わないからこそ、馴染みがないものも多いと思います。
だからこそ、「読書が大切」とよくいわれるのですね。
普段から本を読み、様々な言葉に触れる機会を作ることで
「語彙力」が養われるのです。
また、読書以外で効果的なことは、
「普段から言葉を調べるクセをつける」ことです。
お母さん、お父さんと会話をしているとき、
テレビを見ているとき、
ゲームをしているとき など、
日常の中でわからない言葉が出てきたら、その都度調べてください。
また、可能であれば「紙の辞書」をお勧めします。
手間がかかる分、印象に残りやすいです。
また、調べている過程でその他の言葉に触れることもできます。
ただ、辞書を引くのは面倒くさいという子は、
「タブレットや携帯で調べる」でもいいです。
ネット社会である今、子供もインターネットを使うことは普通のことです。
これならできそうという子も多いかもしれませんね。
いずれにしても、「言葉を調べる」ことが
「語彙力」を身につけることに繋がります。
すぐに効果がでるものではありませんが、
コツコツと続けることで少しずつ言葉の知識が増えていくはずです。
国語力は、どの科目においても必要なものとなりますので、
国語を苦手としている方は、是非参考にしてみてください。