岩出校のブログ

問題解決力と質問力

2020/10/02

今回はテストの点数を上げるために必要な勉強方法のうち、
役に立つ質問内容をお教えします。

保護者の方からお願いされることで圧倒的なのが、
うちの子、勉強の仕方が分かっていないのでお願いします。

たしかに勉強方法が分かっていない生徒がほとんどです。
これは学校で教えていないから仕方がないことです。
学校では覚えたかの確認テストは実施しますが、覚え方の指導はしていません。

来週、単語テストするから覚えてくるように!

ある生徒はノートに単語を何回も一生懸命練習します。
すると書くことが目的となり、覚えることが抜け落ちてしまうのです。
しかし、本人の中では時間をかけて勉強をしています。

この場合、単語などの丸暗記さえすればいいことは覚えられます。
ただし!その場限りの付け焼刃でしかありません。
短期記憶でしかないので、3日後には全て忘れていることも。

昔はどれだけ覚えた(インプットした)かだけを見られていました。
今は覚えた知識をいかに応用してアウトプットできるかを見られます。
ですから、親御さん直伝の勉強法では対応できないことを覚えておいてください。

さて、こうしたことを繰り返していると困るのが受験です。
目先の点数だけの勉強しかしてこなかったツケが一気に返ってきます。

このように、効率のよい覚え方や自分にあった勉強法を知らないと、
単なる時間の浪費でしかなく、しかも定着しないという最悪の結果に。

では、どうすればいいのか?
こうした問題を解決するのに必要なのは「質問力」です。
質問力=考える力と言っても過言ではありません。

そして成績が伸び悩んでいる生徒の質問は決まっています。
「わからん!教えて!」

わからないことを聞くのは素晴らしいことなのですが、
これでは思考することを放棄し、解のみを聞いてしまっています。
もちろん、解説はしますが定着化は厳しいです。

それはなぜか?

自分で導き出していないからです。
途中まで自力で考え、どこが分からないか明確に質問する生徒は
解説を聞いているとき脳内で自分の解き方と解説を見比べて考えます。

すると自分ではたどり着けなかった考え方に気付き、
ヒントさえ与えれば自ら解けるようになります。
こうなると少し角度を変えた問題でも考えられます。

考える習慣が根付いていない生徒ほど、
テスト前になると必死にプリントや問題を丸暗記しています。
先述した通り、丸暗記は諸刃の剣です。

今日からは質問を変えてくださいね。
「わからん!教えて」ではなく、
「ここまで考えたけど分からんから、どう考えたらいい?」と。

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