海南校のブログ

見直しの仕方

2022/02/15

「うちの子、そそっかしくて...」と仰られる保護者の方は多いです
聞けばテストで計算ミスや問題文をしっかり読まないとのこと。
これらを「凡ミス」や「うっかりミス」と片付けてしまっては、
おそらく次も同じ間違いを繰り返してしまいます。

保護者の方に聞いていると、
「見直しをすること」は伝えているけど直らないとのこと。
実はそれだけを伝えても、子どもからすると
「何を見直せばいいかわからない状態」なのです。

こうした精神状態のまま見直しをするとどうなるか?
「あってる、あってる」とあっている前提で流し読みするだけです
人間は面白いもので、思い込んでいると間違いに気づけません。

ですから、次の3つをアドバイスしてあげてください。
①間違っている前提でミスを探してもらう。
②答えや式を見るのではなく、ゼロから解きなおす。
③テストなどで時間が足りない状況であれば、見直す問題を工夫する。

順に解説します。
①は先述した通りです。
間違っているかも?と思いながら見る練習が必要です。
繰り返していけば、自分がどういうことで間違いやすいか、
自ずと把握していくことが出来ます。

②は目で追っているだけでは、意味がないからです。
気が付けば書いた内容を頭の中でなぞっているだけになってしまいます。
計算などであれば筆算をやり直したりしないと、見直しの暗算で間違うことも。
ですから、理想は解きなおすことです。

③は取捨選択をすることです。
テストなどの時間制限がある場合、すべてを解き直すのは不可能です。
その場合、配点が高くて難しい問題より計算問題の見直しをした方が効率的です。
1問5点の問題の見直しで5分使うより、同じ5分で5問の計算問題を見直す方が、
より得点を取れる可能性が高いからです。

見直しをするように伝える際は、
・間違っている前提でみること
・1回目とは別に問題を解き直すこと
・時間がなければ問題の取捨選択をすること

これらを伝えて、可能であれば一緒に見直しをしてあげてくださいね!

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