インフルエンザと大人の勉強

和歌山市の皆様、こんにちは！！
ナビ個別指導学院 和歌山東校です。

いつもブログを見ていただき、
ありがとうございます！！

今年はすでにインフルエンザワクチンが
不足しているそうで、供給が追いついていない
という記事を目にしました。

遅ければ12月から1月に供給される施設もあるそうです。
受験生やご家族の方は、
早めの予約を心がけてほしいと思います。

私も例年通り、予防接種をして
みなさんに迷惑のかからないようしていきますね。


さて、今日は私の勉強のお話です。

「先生～、早く大人になりたいわ～」
「そうなん？なんで？」
「大人は学校もテストもないやん」
「ゲッゲ、ゲゲゲのゲ～」
「なにそれ？」
「分からんか。。。ん～、確かにないっちゃないね」
「だから早く大人になって自由になりたい」
「大人は自由に見えるん？」
「見える！だって勉強してないやん」
「せやなぁ、学校の勉強からは解放されたね」
「いいなぁ！もう勉強いいわ」
「じゃあ、自由には2種類あるの知ってる？」
「え？なにそれ？」
「簡単に言うと与えられる自由と、勝ち取る自由」
「自由は１つやん」
「日本語では自由は１つしかないけど
　英語ではfreedomとlibertyという
　ニュアンス違いの自由があるんやで」
「ふ～ん、初めて聞いたわ」
「freedomは当たり前にある自由って意味合いが強い」
「・・・？」
「例えば、表現の自由って聞いたことない？」
「あるけど分からん」
「国によっては特定のことを発言や発信したら
　逮捕されたりすることもあるんよ。
　でも日本では基本的に何言っても大丈夫やろ？」
「まぁ、そうかなぁ」
「それがfreedomの自由」
「じゃあlibertyは？」
「自由の女神って知ってる？」
「当たり前やん！」
「英語ではThe Statue of Libertyって言うんよ。
　The Statue of freedomやったらアカン」
「なんでなん？」
「自由の女神はアメリカ合衆国の独立の象徴でね。
　独立するまではイギリスの植民地やったんよ」
「うん」
「そこでイギリスの不条理な圧制に苦しんだ
　当時の人たちが協力して共和制国家として独立」
「あ～、習ったような気がする」
「思い出してよかったよ。それで、植民地支配から
　抜け出すために自分たちの力で自由を勝ち取ったわけ。
　だからThe Statue of Libertyじゃないとアカンのよ」
「自由を勝ち取ったからかぁ、かっこいいなぁ」
「ここでマメ知識！よく見ると、
　自由の女神の足には足かせがついてるよ」
「足かせってなに？」
「はるか昔、奴隷階級の人とかが逃げないように、
　足かせをつけて鉄球と繋いだこともあったん」
「あ～、見たことはあるわ」
「この場合はイギリスの植民地支配を表現してるのかもね」
「なるほどなぁ」
「さて、数年後には嫌でも大人になるわけやけど
　それってfreedomなわけやんな？」
「あ～、そうなるんかなぁ」
「大人になったとき、自分の思い描く自由を手に入れたいなら
　待ってるだけじゃアカンのよ」
「勝ち取れってこと？」
「そうやね。大人＝自由ではなく、
　努力して勝ち取った大人＝自由ってわけな」
「結局は努力なんか。。」
「まぁ、そう腐らずに。大人になってから
　自由じゃないやん！ってなりたくないやろ？」
「できればね～」
「やればなんとかなるよ。　やらんと絶対に無理ってだけ」
「やるしかないんかぁ」
「はい、学生のころの努力といえば？」
「勉強なんやろ？」
「ご名答～！」


子どもには大人のしがらみは見えないので
どうしても自由に見えてしまいがち。

大人になれば分かることだからと、
一蹴するのも芸がないと思い、
この手の話を持ちかけられたら、
余裕があるときは色んな話をしています。

彼らには彼らの世界でのしがらみ、
大人になればその世界でのしがらみ、
良くも悪くもそれを凌駕する武器を持てるよう、
子どもたちには色んな話をしてあげたいと思います。

「不自由と嘆いている自由」に気付いたとき、
教室長がこんな話してたなぁって、
思い出してくれると嬉しいなと。

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ナビ個別指導学院　和歌山東校

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