和歌山東校のブログ
2017/10/27
和歌山市の皆様、こんにちは!!
ナビ個別指導学院 和歌山東校です。
いつもブログを見ていただき、
ありがとうございます!!
中学生の授業をしていると目立つのが
「式の移項時の計算や符号のミス」です。
定期テストで80点以上取れる生徒でも、
この移項時のミスが多いのが特徴。
今日は移項時のミスをしやすいパターンと、
その対策を書いておきます。
例えばy=-5x+3と平行で、
点(-1、1)を通る直線の式を求める問題の場合。
求めるのはy=ax+bの式です。
一次関数ですね。
そして、平行=傾き(a)が同じなので
求める式はy=-5x+bとなります。
この式に(x、y)=(-1、1)を代入して計算。
1=-5×(-1)+b
1=5+b
b=
計算の最終段階のここ(b=の箇所)でミスが多くなります。
出来る人は問題ないのですが、よく間違う傾向として
b=4としてしまう人がいます。
これは出来ると見越してパッと暗算してしまうからです。
こういうミスが多い人は
最後まで丁寧な式を書ききってください。
時間がもったいない気もしますが、
その数秒をケチって不正解になるほうがもったいないです。
では上の式をどうすればいいか?
普通に移項してみると。。
1=5+b
ーb=5-1
ーb=4
b=-4
これが解となりますが、
この方法だとミスしやすい罠が3つもあります。
罠①
右辺にあるbを左辺に持っていくのに、
移項するためマイナスをつけなければいけない。
※符号ミスのおそれがある。
罠②
左辺にある1を右辺に持っていくのに、
移項するためマイナスをつけなければいけない。
※符号ミスのおそれがある。
罠③
罠①②を回避できたとしても、最後のーb=4の計算を
b=4としてしまうおそれがある。
凡ミスが多い人は①~③のどこかで間違えています。
なんでもない計算ですが、マイナスがつくと
途端にややこしく感じる人もいたりしますので、
とにかくマイナスになることを防ぎ、
煩わしい移項の回数を減らしたいですね。
では、
移項時の計算や符号のミスを極力減らす方法です。
求めたい文字を左辺に持ってくるために、
「最初に左辺と右辺をまるまる入れ替える」ことです。
先ほどの式で言えば
1=5+b
ーb=5-1 ⇒ 5+b=1・・・①
ーb=4 ⇒ b=1-5
b=-4 ⇒ b=-4
矢印の右側の式にするのがベストです。
とくに①の式のように
最初に左辺と右辺を入れ替えておくと、
移項と符号の変化が1回で済み、
ミスをしにくい計算の形にもっていけます。
これを面倒くさがらず、途中式をきちんと書いて
解くようにクセをつければ、ミスは激減します!
テストの点数だけを見るのではなく、
間違えた原因を見つけ、その対策を考えていくようにしましょう。
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