目先の目標、遠い目標

有功中校区・楠見中校区・紀伊中校区の皆様、
六十谷や善明寺周辺地域の皆様、こんにちは！！

ナビ個別指導学院 和歌山東校です。

いつもブログを見ていただき、
ありがとうございます！！

「英語の何が分からんか分からん。
　もう、分からんまま受験でいいよ。。」

普段は80点台を取る生徒なのですが、
自分の中で理解を落とし込めないと、
このように自暴自棄になることがあります。

理解力も高く、授業を嫌がることもありません。
問題も解けるのですが、ミスをするとすぐに凹みます。

ただ、点数が取れているのは理解しているのではなく、
丸暗記しているからだと思います。

目先のテストでは良い点が取れますが、
理解をしていないので定着もせず、
積み重ねがないので付け焼刃状態です。
このままにしておくと、これから先の勉強に支障をきたします。

実はこういう生徒が多いと思います。
しかもこれからの時代は、それでは通用しません。
基礎知識を応用する力を見られるようになるからです。

だからこそ、基礎の理解⇒反復練習を経て、
応用問題での考え方を訓練する必要があります。

これは残念ながら、とても時間がかかりますし、
本人も根気が必要となるので一筋縄ではいきません。

私は言いました。

「先生の仕事はテストの点数をあげることやけど、
　点数を上げるだけでいいと思ってないんよ」
「点数あげやなスマホ没収されるし、
　テストの点だけあがればいいし！」
「スマホを没収されたくないから頑張るん？」
「そう、それだけ！」
「そっかぁ、先生は別の目的も持って欲しいな」
「勉強して高校いけば何でもいいやん！」
「ん～、例えば英語は繋がりが強い教科やから、
　今わからんことを放っておいたら、
　高校でさらに分からん！ってなって嫌になるよ」
「じゃあ、高校行かんでもいいし！」
「そっか。じゃあ、お母さんに
　高校いかんから塾辞めるって言ってあげて」
「なんで？」
　「高校行かんのなら塾通わせんでもいいやろ？
　まぁ勿論、スマホは没収されると思うけど」
「・・・」
「えとね、一時の考えで全てを決めるのは良くないよ？
　それに、塾代もスマホ代もお母さんに出してくれて
　ありがとうって言えるようになって欲しいんよ」
「それはまぁ、思ってるけど。。」
「そう思えるなら、頑張ることもできるから」
「自信ない。。」
「大丈夫！先生達はナンボでも教えるから、
　あとはスマホ没収されんように、やる気出して頑張って
　その先の勉強のことも一緒に考えていこ！」

自信がなく、目先だけの目標になっているので
その都度の結果や成果に一喜一憂している状態でした。

もう少し先の目標を持ってくれたり、
高校生活でやりたいことが見つかれば
この生徒はさらなる飛躍を遂げるでしょう。

色んな将来の話や、私の経験談などを話しますが、
最後は自分自身の心の持ちようでしかありません。

私たちに出来ることは、その将来のために
今出来る精一杯を伝えることだと、再認識しました。

この生徒が自習に来てもいいよう、
教える準備はしておこうと思います。

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ナビ個別指導学院　和歌山東校

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