和歌山東校のブログ

アウトプットの重要性

2018/04/05

有功中校区・楠見中校区・紀伊中校区の皆様、
六十谷や善明寺周辺地域の皆様、こんにちは!!

ナビ個別指導学院 和歌山東校です。



前回の記事の最後で
「アウトプットが今後の勉強にとても重要」と書きました。
今回はそのアウトプットについてお話します。

そもそも、アウトプットとはどういう意味でしょう?
「出力」というのが一般的な認識だと思います。
対義語にインプットがありますが、これは「入力」ですね。
AV機器の端子などで見ることが多いと思います。

今回のアウトプットは少しニュアンスが違いまして、
「覚えた内容を誰かに教え伝える」という意味です。

基本的に勉強は、知識を蓄える「インプット」です。
しかし、これだけでは効率がよくありません。

ところで、塾では出来るのにテストでは出来ない
という経験はないですか?

これは「インプット」での理解は出来たけれど、
本当の意味での理解としては心もとない状態です。

これはどういうことか?
中学3年生の乗法公式の授業で実際にあったことを紹介します。

授業では単元毎に教えるので、
乗法公式を使うんだ!という意識のもと
問題に取り掛かるので問題が解けます。

これは教えてもらったことをその場で理解しています。
しかし、乗法公式は4つの公式があります。

授業後に生徒が自習で残ってくれたので、
私は理解度を試すために、問題を出しました。

「(x+2)(x-3)を解いてみて」
「こんなん簡単やで!x^2-6やろ」
「おしい!」
「え?x^2と+2とー3をかけるんやろ?」
「直前の授業で和と差の積の乗法公式を
 使ってたから、それでいいやと思ったやろ?」
「あ、違う公式やった!」
「問題をよく見てよ~」



このように、1つずつの単元や公式を理解したとしても
それを問題で使いこなす練習も必要となります。

突然出される問題に対する対応力が
テストでは必要不可欠になります。
ここが疎かになっていると「テストで出来ない」に
なってしまうという訳です。

話をアウトプットに戻しまして。。

この生徒は公式は全ておぼえているので
インプットは出来ていると判断できます。

でも、問題は間違いました。
ここでアウトプットの登場です!

私はこの生徒に言いました。
「じゃあ、この問題がなぜこうなるのか先生に教えてよ!」

知識を総動員し、私に対して教えてくれるのですが
慣れないのもあり、言葉に詰まりギブアップ。

「先生、教えるの難しいわ」
「うんうん、それに気付いてもらえたらいいよ」
「なんで?」
「自分の理解がまだ曖昧だってことに気付けたやろ?」
「確かに。。。」
「出来なかったことに凹んでほしいんじゃなくて
 説明するのに難しかったことを、今度は
 説明できるように理解を深めてほしいかな」
「うん、頑張ってみるわ!」

覚えたことを誰かに教えるというアウトプットは
実は自分のインプットの理解を深めるのに
とても重要ということに、この生徒は気付いてくれました。

中学校でもそうした取り組みを始めているところもあり、
授業形態も変わりつつあります。

新しい学年を迎えたお子さんに、
「学校でならったことを教えて」
一声かけて、理解度をあげてあげてほしいと思います。


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