東根校のブログ
2022/07/05
中学理科で苦戦する単元の一つが化学反応式の作り方・問題の解き方だと思います。
2年生で覚える範囲ですが、受験勉強をする中学3年生ももう一度復習が必要になってきますよね。
そこで今日は、化学反応式のポイントと作り方を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
化学反応式を作る上での気を付けるポイントは1つです。
変化前後での原子の数を合わせましょう!!
では原子の数はどのように合わせればいいのでしょうか。
その方法とは変化前後の化学式の係数をいじって原子数を調整すればいいのです。
ではそのステップを次のように進めてみましょう
変化を書く
左右の原子の数を数える
化学物の係数を揃える
単体の係数を揃える
です。
例として、
水素(H2)が酸素(O2)と結合して水(H2O)になる現象を化学反応式にしてみましょう。
Step1. いったん化学反応式をかく
とりあえず化学反応式を書いてみましょう。
化学反応式では2つの物質を+で繋いで
→のあとに化学変化後の物質を書きましょう
物質A+物質B→物質C
水素+酸素→水
例の化学反応では、
水素(H2)
酸素(O2)
がくっついて、
H2Oになります。
H2+O2→H2O
なので今回では、変化前の、
H2とO2を+で結びます。
変化後の反応は水(H2O)になるので水は→の右側におく。
すると、
H2 + O2 → H2O
となります。
Step2. 左右の原子の数をかぞえる
つぎは、変化前後の原子の数を数えてみましょう
→の左側にある原子の数
→の右側にある原子の数
例題だと、変化前には、
H: 2個
O:2個
で、変化後に、
H: 2個
O: 1個
になっています。
どうやらこの化学反応式では、
変化前後で酸素原子(O)の数が同じではないことが分かります。
Step3. 化合物の係数をいじる
変化前後の原子の数がちがうときは、
化学式の係数をいじることで原子数を合わせましょう
例の酸素と水素の化学変化では、
水(H2O)が化合物となります。
変化後の酸素原子数を変化前の原子数にあわせるために、
水の係数を2にしてみましょう。
すると、
H2+ O2 → 2H2O
となります。
変化前後の原子の数をチェックしてみると、
変化前
水素(H):2
酸素(O): 2
変化後
水素(H):4
酸素(O): 2
っていう感じで、酸素原子数がおなじになったね!いいぞ!
Step4. 単体の係数をいじる
最後に化合物以外の係数を合わせましょう
ほとんどの場合、単体の係数をそろえればOKです。
水の化学反応では変化前の水素原子が少ないですよね。
なので変化前のH2の係数を2にしてやると、
2H2+ O2 → 2H2O
となります。
変化前後の原子数をくらべてみても、
水素(H):4個
酸素(O): 2個
と等しくなりました。
これで化学反応式が完成となります。
まとめ:化学反応式の作り方は変化前後の係数を合わせましょう。
化学反応式って面倒くさいイメージがありますよね?
ただ、変化前後の係数をそろえて原子の数を合うようにしてあげれば大丈夫です!
これから習う方や、復習をしていく方たちもよかったら参考にしてみてください!
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