東根校のブログ

東根の個別指導塾:【国語】品詞の見分け方

2022/07/12

名詞、動詞以外の品詞って、どう見分けたらいいか迷ってしまいますよね。

なので、今日は品詞のざっくりとした見分け方をご紹介いたします。




品詞の種類(ざっくりバージョン)

まず品詞は、

名詞

動詞

形容詞

形容動詞

連体詞

副詞

にざっくり分けることができます。

(今回は助詞、助動詞の紹介は省かせてもらいます)



今回はこの迷いやすい

形容詞、形容動詞、連体詞、副詞の見分け方に注目していきますね。



言葉をそれぞれ見分けていく為に、段階を踏んで知識をつけていきましょう!




活用があるかないかで見分ける



4つの品詞のうち、活用があるのは

「形容詞」「形容動詞」です。

活用がないのは

「連体詞」「副詞」です。



例えば

「きれいなねこ」の「きれいな」は語尾に「ないをつけると「きれいでない」と変化しますね。

なので、形容詞か、形容動詞の2択に絞ることができます・

「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」は語尾に「ない」をつけても「ゆっくりない」???と変な日本語になってしまううえに変化してないことがわかりますので、

連体詞、副詞の2択に絞ることができます。




形容詞、形容動詞の見分け方



先ほどの絞込みで活用することがわかったら、つぎな「形容詞」なのか「形容動詞」なのかの見分け方です。

ずばり「ない」をつけて見分けましょう!



語尾に「ない」をつけて「~くない」になったら「形容詞」です。

例えば

「かわいい」→「かわいくない」 「高い」→「高くない」 など



語尾に「ない」をつけて「~でない」「~じゃない」になったら「形容動詞」です。

例えば

「きれいだ」→「きれいでない」 「元気だ」→「元気でない



学校では「イで終わったら形容詞、ダで終わったら形容動詞」と習いますが、

形容動詞はときどき最後のダやナを省略して「きれい」などと使うことがあるので、

もし迷ったら「ない」をつけて確認しましょう!!




連体詞と副詞の見分け方



活用がない修飾語のうち、主に体言を修飾しているものが「連体詞」です。

名詞のことを体言と呼びます。

(細かく言うと、名詞、代名詞、数詞をまとめたよびかたです。)

例えば

「あの山」の「あの」は「山(名詞)」を修飾しているので連体詞になります。



活用がない修飾語のうち、主に用言を修飾しているものが「副詞」です。

動詞、形容詞、形容動詞のことをまとめて用言といいます。

例えば

「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」は「歩く(動詞)」を修飾しているので副詞です。



修飾語なのに活用しない時は、「何を修飾しているか」を考えて見分けていきましょう!!



例外や、もっと細かいこともあるのですが、まずはこの基礎を身につけて大体の言葉の品詞を見分けることができるようにしましょう。

その後、もっと高度な問題にチャレンジするほうが効率が良いですよ。




最後に、

冒頭にあった生徒の質問『やすらかに』の品詞を考えましょう!



まず、活用があるかないか、

「ない」をつけると「やすらかでない」になるから、

活用あり!

かつ「~しくない」ではなく「~でない」になっているので・・・

答えは「形容動詞」でした!

国語の品詞の見かけ方って難しいですよね、、

定期テストに向けて、入試に向けての不安がある方などお気軽にご相談ください!

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