東根校のブログ
2022/10/11
東根市にお住いの皆様お世話になっております。
ナビ個別指導学院 東根校です。
前回・前々回の続きです。
余裕をもって物事に取り組む、というのはやはり重要なことです。
「締切に追われて何とか間に合わせた提出物」よりも、
「1週間前には終わらせて2周目に取り組んだ提出物」の方が、
細部を丁寧に仕上げる時間があるわけですから、自然と評価は上がります。
と伝えると、大体生徒たちも納得してくれます。
それではなぜ、そこまでわかっているのに実践できないか?という点に、
②の記事で「全体の作業量がイメージできないから」と触れていました。
「本気出せばなんとかなる」という思考になりがち、という話ですね。
基本的に、「100%の完成度で仕上げよう!」という決意は、
締切が近づいてくればくるほど実現困難になります。
実際の作業に一切手を付けないままこんなことを言っているようなら、
まず間違いなくその考えは画餅に帰すと言ってよいでしょう。
これは子供たちに限った話ではありませんが、基本的に私たちは目測を甘くしがちで、
かつ自身の「本気」を過信しがちです。
「○○は本気出せば3時間で終わる」などと言っていて、
本当に3時間で終わらせた生徒を、私は未だかつて見たことがありません。
「実際に手を付けてみると倍の6時間は見込んでおかなければならなかった(ことに気付いた)」
という方がはるかに多い事例でしょう。
細部をとってもそうなのですから、テスト勉強全体は言うに及ばずですね。
テスト勉強が間に合わない生徒の多くは、自分がこなさなければならないテスト勉強の全体像が把握できていません。
また、そうした取り組み方はテスト本番の「時間配分」にも表れがちです。
全体像を正確に把握しようとすれば、それがつかめる位置まで作業を進めなければならない。
テストノートの1冊目に授業内容やテスト範囲のまとめをする、という意図はここにあります。
全体像のおおよそをつかんで、足りていない細部を詰めつつ、学習計画を正しく進めていく。
「木を見て森を見ず」は問題ですが、「微に入り細を穿つ」であれば大歓迎です。
次の定期テストに向けて、全体像が正確に把握できるよう、是非取り掛かりを早めてみましょう。