酒田校のブログ
2022/10/26
中学校での理科では、大きく分けて4分野の単元を勉強していきます。
今回はその中から「地学」分野に的を絞り、火山の分類・火成岩の分類について解説をしていきます!
・マグマの粘り気によって変わる火山の形
火山の形を調べてみると、3つに分類することが出来るかと思います。
この分類には、マグマの粘り気が関係しています。
「マグマの粘り気が大きい(強い)=火山の形は盛り上がる」
「マグマの粘り気が小さい(弱い)=火山の形は緩やか」
この式を覚えておきましょう!
1990年代に噴火した雲仙普賢岳は、マグマの粘り気が強い火山として有名です。
粘り気が強いため、噴火をするまでに上にマグマが溜まってしまいます。そのため、噴火する際は激しい噴火となります。また、火山の形は盛り上がります。
一方、ハワイのマウナロアは、マグマの粘り気が弱い火山として例に挙げられやすいです。
粘り気が弱いので、噴火の際も噴火口からサラサラと溶岩が出ていきます。マグマが溜まることが無い(溜まりにくい)ため、噴火の様子は穏やかになります。また、火山の形も緩やかになります。
式を作って頭の中に入れてしまうとカンタンです!
・火成岩の分類
火成岩とは、マグマが冷えて固まって出来た岩石のことです。
火成岩は2つの種類に分類することが出来るので、まずはそちらをまとめてみましょう!
「地表や地表近くで短時間に冷えたもの=火山岩」
「地下深くで長時間をかけて冷えたもの=深成岩」
火山岩は地表や地表近くで短時間で冷やされたもののことを指します。
短時間で冷えたことから、小さな鉱物(石基)の中に大きな鉱物(斑晶)のある斑状組織になります。
一方、深成岩は地下深くで長時間冷やされた物のことを指します。
長時間かけて冷やされることで、大きな鉱物の結晶だけが組み合わさる等粒上組織となります。
こちらも頭の中で式をイメージすると区別しやすいでしょう!
◎まとめ
情報量は多い箇所ではありますが、式としてまとめると2行(×2)で覚えることが出来ます。
自分で主体的にまとめてみることで、分からない部分のインプットにもつながります。
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