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2025年度の大学入学共通テストの変更点とは ? その1

2023/12/15

★2025年度の大学入学共通テストの変更点とは ? その1

 

共通テストまで残り29日となりました。

ついに1か月を切りましたね。

受験生の方は、きっと最後の追い込みをしているかと思います。

その共通テストですが、新学習指導要領の影響で

2025年度から(現在の高校2年生)から大きく変わります。

どのようなところが変わるのか、

2回にわたって大きな変更点を詳しくお話します。

 

 

①新教科の追加・科目構成の変更

現在の大学入学共通テストは、

6教科30科目から構成されています。

2025年度からは新教科「情報」が加わり

7教科21科目となります。

出題科目は「情報Ⅰ」となり、

試験時間は60分で配点は100点です。

ちなみに、2022年1月に一般社団法人国立大学協会が

以下の内容を発表しています。

(一般社団法人国立大学協会 2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度ー国立大学協会の基本方針ーより)

 

"2024年度に実施する入学者選抜から、全ての国立大学は、一般選抜」においては第一次試験として、高等学校等における基礎的教科・科目についての学習の達成度を測るため、原則としてこれまでの「5教科7科目」に「情報」を加えた6教科8科目を課す。"

 

実際に国立大学では、現在は5教科7科目入試が基本ですが

情報」を加えた6教科8科目入試を原則実施する方針

発表されています。

公立大学は選択教科や試験科目に導入しない、

私立大学はまだ詳細が発表されているところが少ない状態です。

 

 

② 国語の試験時間が10分増加

文科省の資料では、国語の試験時間が長くなる理由を

以下のように示しています。

(文部科学省「令和7年大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大網の予告(補遺)」について(通知)より)

 

"現在測定している内容を維持した上で多様な文章を

提示する観点から、90分とする"

 

つまり、国語は現行より10分長い90分となります。

現代文の大問が1つ増え、3つになるからです。

配点は現代文で110点、

古典で90点(古文・漢文各45点)なります。

 

 

他にも、数学・社会で大きく変わっているところがあります。

詳しい内容については、次回お話をします!

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