勉強をグズグズして始めようとしないときや、ボーっとして勉強に集中できないときにお子様に「がんばれ!」って言ってませんか?
実は、こういう「がんばれ!」は逆効果の場合が多いです。
例えば、登山では登りで「がんばれ!」と言ってはいけません。
でも下りでは「がんばれ!」と言います。
この登りと下りの違いは何なのでしょうか?
登山は、山を登っているときの方が下っているときよりも体力的に大変です。
どうして大変な登りで「がんばれ!」を言ってはいけないのでしょうか?
それは、登りで「がんばれ!」と言ってしまうと帰って来られなくなるからです。
登山は、登ったらその分下らなければなりません。
つまり、登れば登るほどゴールからは遠ざかっているのです。
なのに、登りでがんばりすぎちゃうと下りで体力が残っていないなんてことになりかねません。
「疲れた~」「足が痛い~」と言い出しますが、本当にギブアップサインが出ていることがあります。
そんなときに周りが「がんばれ! がんばれ!」と言っちゃうと・・・無理して頑張ってしまいます。
でも気付いたら「もう1歩も歩けない」なんてことにもなります。
ですから、そうならないために子どもが「疲れた~」と言い始めたら「大丈夫か~」「ムリそうならやめてもいいんだぞ~」と言ってあげることです。
そうすると、ただ愚痴っているだけの子は「まだ大丈夫!」と言って再び登り始めます。
自分だけ置いてけぼりにされちゃうのは嫌だと思うので!
なので、周りは「どうだ?がんばれるか?」と本人の意思確認をして進みます。
そして、登頂後の下りになったら今度は一転、ひたすら「がんばれ!」と声をかけます。
ここまで来たら、あとは無理してでも歩くしかありません。
これは、あくまで登山の話です。
ですがこれは勉強でもまったく同じことが言えるのです。
それについては、次回のブログでお話しします!