共通テストまで残り29日となりました。
ついに1か月を切りましたね。
受験生の方は、きっと最後の追い込みをしているかと思います。
その共通テストですが、新学習指導要領の影響で2025年度から(現在の高校2年生)から大きく変わります。
どのようなところが変わるのか、2回にわたって大きな変更点を詳しくお話します。
①新教科の追加・科目構成の変更
現在の大学入学共通テストは、6教科30科目から構成されています。
2025年度からは新教科「情報」が加わり7教科21科目となります。
出題科目は「情報Ⅰ」となり、試験時間は60分で配点は100点です。
ちなみに、2022年1月に一般社団法人国立大学協会が以下の内容を発表しています。(一般社団法人国立大学協会 2024年度以降の国立大学の入学者選抜制度ー国立大学協会の基本方針ーより)
"2024年度に実施する入学者選抜から、全ての国立大学は、「一般選抜」においては第一次試験として、高等学校等における基礎的教科・科目についての学習の達成度を測るため、原則としてこれまでの「5教科7科目」に「情報」を加えた6教科8科目を課す。"
実際に国立大学では、現在は5教科7科目入試が基本ですが「情報」を加えた6教科8科目入試を原則実施する方針が発表されています。
公立大学は選択教科や試験科目に導入しない、私立大学はまだ詳細が発表されているところが少ない状態です。
② 国語の試験時間が10分増加
文科省の資料では、国語の試験時間が長くなる理由を以下のように示しています。(文部科学省「令和7年大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大網の予告(補遺)」について(通知)より)
"現在測定している内容を維持した上で多様な文章を提示する観点から、90分とする"
つまり、国語は現行より10分長い90分となります。
現代文の大問が1つ増え、3つになるからです。
配点は現代文で110点、古典で90点(古文・漢文各45点)となります。
他にも、数学・社会で大きく変わっているところがあります。
詳しい内容については、次回お話をします!