昨日は「全国学力・学習状況調査」が全国の小・中学校で行われました。
義務教育における各学校段階の最終学年における到達度を把握するためのものです。
小学校6年生と中学校3年生が原則として全員対象となります。
教科は国語と算数(数学)の2教科で、小学校6年生は各45分、中学校3年生は各50分で行われました。
生活習慣などを尋ねる質問調査もあります。
出題範囲は全学年までのもので、出題内容については以下の通りです。(国立教育政策研究所より)
(1)身に付けておかなければならない後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能 等
(2)知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力 等
実際に、出題された問題を紹介します。小学校6年生の算数の問題です。
350kgの米を1人に7kgずつ配ると、50人に配ることができます。
1人に0.7kgずつ配るとき、配ることができる人数は50人より(多い/少ない)です。
正解は、「多い」になります。
このように情報を整理して、解かせる問題が多数あります。
国語については、ICTに関する問題が目立ちました。
問題全体を通して、読解力がかなり求められているように感じます。
実際にどんな問題が出題されているか、見てみると面白いかもしれません。
今回の分析結果については、7月末に公表される予定です。
受験問題も、ここ最近はどの教科も読解力が問われています。
こういった普段見慣れない問題にも対応できる力をつけておくことが大切です。
文章を読むということに、普段から慣れておきましょう!